ジャズの話でも。
電子音の欲求もだいぶ収まってきたところ、今度はジャズでも聴きたいなあと思いつつもなかなか最近はコレって言うのに出会わなくて困っていたんです。んでまー先週しんじくに行ったのでやっぱ黄色い看板に吸い寄せられるわけですよ。タワレコに。
で試聴しようと色々巡ってたらありましたよ、掘り出し物が。僕は試聴といっても大抵1曲アタマ10秒くらい聴いて好きか嫌いかを判断する程度で、深くは聴かないんだけどコレは珍しく丸々1曲聴いてしまいました。

Alberto Conde Trio / ANDAINA
スペインの人を中心としたピアノトリオらしいのでまあラテンフレイバーあふれる暑苦しい演奏なのだろうなと思っていたら大間違い。のっけからミニマルなピアノです。ライヒ厨としてはがっちり心掴まされました。それよりも最初に驚いたのは、タイム感がすごい。ここまでばっちり決めるトリオ久々聴いた。んでミニマルなピアノも今となっては珍しくないし、現代音楽寄りのミュージシャンはセリー音楽みたいななんかよくわからん方向にに走るのかなと思いきやメランコリックでビュリホーなフレーズを次々出してきます。かといってコテコテ過ぎるわけでもなく、むしろ割とフォーキーなのがまた良い。通して聴けばめさめさ格好良いジャズアルバムでした。これ多分メセニーグループ好きな人にはたまらんと見た。ええ、僕です。
試聴できそうなところをざっと探したんですが無い模様。なので雰囲気つかむためにせめて、と昨年出たアルバムがiTMSに置いてあったのでそちらを
リンク。書きながら聴いたけどこっちも良いなあ。
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1,2週間前無性に4つ打ちを聴きたくて、色々探していたらKOMPAKTディストリビュートレーベルの
Dialが良かったんだけれども、どうやらCDでは手に入らないようなのですっかり諦めてたんすよ。プレーヤー持ってないし今のところ買う気も無いので。それでも時々4つ打ちを聴きたい衝動に駆られることがあるのでそういう時用に何枚か手元に用意しておきたいな、と思ってタワレコに寄ったときに買ってみたのがこれ。

V.A./ Cabinet Classics & Unreleased Classics 1994-2005
色々試聴してみた限りでは最近のクリック勢はどこか間延びする感じがしてちょっと違うなあと思っていたところに救世主。コレですよ。超タイトに仕上がってて満足。特に1枚目。ちょっと古めの時代の方が格好いいなあ。タワレコのポップには硬派なクリックミニマル、と書いてあったので一応買ったものの期待薄だったのに(最近ポップにだまされまくった)。コレくらい音数少ないのが聴きたかったわけですよ。ゴージャスさやグラマラスさなど不要です。
こんな感じ。てかRichie HawtinやフミヤもDJでさんざんかけてたりしたのね。
今年の目標はオープンマインドでアクテブになることだったんですがまったくもって実践できてません。まあ毎年言ってる気がするけれども。ていうかですね、気分的にはまだ2007年が始まったばかりの感覚なんですよ。気がつけば新年度に突入してました。で今年こそはライブ行こうと心に誓ってたわけですが、未だゼロ。しかしこれは行かないわけには行かない。
■soup-disk and inner science present "forms"
5/20(sun)@渋谷lush 18:00~22:00

live:
killer bong
tujiko noriko
suzukiski
aus
inner science
待ってました鱸先生。オールじゃない、しかも休日。Inner Scienceがメインアクトですが関係ない(失礼)。Suzukiskiを見に行きます。去年発売したOZMAを今もなお定期的に聴いている身としてはボルテージも上がるってもんです。4時間中どれくらいやるのか不明ですが。人気者が結構でるし。そういえばツジコノリコは一度も聞いたことないや。killer bongにいたっては存じませんが。後半3組はCD持ってるので大体感じは把握できてるんですが。まあメインは横須賀の才人。
■
Perfumeワンマン@UNIT7/5(木)の平日だけどすでに上司から有休の了承を得てきたよ。この時期的には忙しくないはずだし、こんだけ前から言っておけば大丈夫だな。後はチケが取れるかどうか。超行く気満々です。しかも箱はUNITですよ。
ライブDVDを毎日鑑賞しながら次のライブは絶対行こうと思いきや、今度川崎でやるライブはなぜかハードコア系のイベント。ってありえないだろ。まじ勘弁。でもまあ世間的な判断ではこっちに括られちゃうのかなーってがっくりきてたところに朗報。しかもワンマン。今夜は眠れそうにないぜ。
でもどちらも渋谷とか代官山っつー人が密集かつオサレタウンなだけに正直敷居が高いのだけれどもそれでも見たい。あとまあ毛色が違いすぎる2組を何事もなかったように並列に語ってしまいましたが気にしない。

Gramm 『 Personal_Rock 』
首を長くして待ち望みつつ一週間遅れでゲッツ。これオリジナルは1999年で、今年の3/24にリイシューとしてdisques cordeからリリースされたものです。まあとにかくJan Jelinekを知ってからずっと探し求めてきた作品なので今回のリイシューにはホント救われた。Jan Jelinekが出した一応リスニング向けらしいGramm名義での作品。つかScapeから出してるレコードでも踊るもんなの?結構どんよりしてますけど。
リスニング用といいつつも1・5・9曲目なんかは4つ打ちトラックだったりします。コレがまた良いのですよ。乱暴に言うと全体を通してウワモノはダビーなアンビエントなんですけど、緩慢になりすぎずグリッチノイズとキックでびしっと締めているのが格好良いです。ドープな感じなんだけれどもキレがある。コクがあるのにキレがある。こりゃ確かに名盤だなあ。今更Twerk聴きたかったけどこっちで十分かも。
あと~Scape関連でPoleの新作『Steingarten』をGrammが出る前に買ったのだけれどこっちは今ひとつ好みではなかったのも我ながら不思議。なんだろ、きれいにまとまりすぎているような感じがするからかな。そのほかの~Scape関係者も試したことがあるんですが、どれもぴんと来なかったり。Janは僕の中で別格だなあ。

発売以降毎日鑑賞していたPerfumeのDVDの感想。ようやく落ち着いて見られるようになったので。とはいえ上手くまとまらなかったので箇条書き。
■やべーしょっぱなのエレクトロワールドのイントロに鳥肌。そしてセットリストも練られてるなあ。シリアス系(メジャーデビュー以降)とロリテクノポップ系(インディーズ時代)を交互に演じてて、山あり谷あり。飽きない構成です。
■ようやくイミテーションワールドとカウンターアトラクションが商品化。つってもフルじゃなくてメドレーの一部なのが悲しいけれども。とにかくともに名曲。諸手を挙げて歓喜。最近はこの辺ばっかり鑑賞してる。
■しかしやっぱ木の子の歌詞は絶品すぎる。中田氏の歌詞が悪いわけじゃなく、木の子の歌詞が突出しているだけですだからもっと書くべき。
■パッパラー河合プロデュースの「彼氏募集中」初めて聴く。これまたブリブリのアイドルソングやね。まあ嫌いじゃないけど。ただこういうテンションでアルバム一枚通して聴け、と言われたら相当しんどい。オチとしては有効かと。
■途中に挟まれるステージ外での映像が涙を誘う。真夜中に住宅街を笑いながら疾走する3人を見た日にゃ。そんな青春のひとコマにハートきゅんきゅんですよ。
■ファンの間では「Perfume」って人気の曲のようなんだけど、今まで全然好きじゃなかった。でも今回のいつもライブでやってるバージョンを聴いて改心。テンポ遅い方が良いね。イントロで泣ける。
■バリバリの広島弁でのMCは小宇宙。この時のあーちゃんは神がかってる。
■名曲「Wonder2」で締め。この終わり方は最強でしょ。
■ぱふゅの曲の中で一番好きな「引力」が入っていないのがものすごい残念だけど、人気ないのかね?
しかしいままでのっち推しだったんだけど、かしゆかの動きがいちいちかわいくて参った。どどどどどうしよう。
えーと来年で30ですが何か。まあ木村カエラも絶賛してたので多分大丈夫。というかこの年になってアイドルに、しかも実は未だにYMOを好きになれないのにテクノポップにはまるとは思いもよらなかったなあ。