今年もまったりとCDを漁りだしたので感想など。そこでちと最近このブログは Perfume 成分が不足していると思ったので、つい先日発売された新譜「GAME」について書くよ。
GAME / Perfume
セカンドにして初のオリジナルアルバム。過去のシングル曲以外に7曲新録の全12曲。いーわー。バキバキのアルバム、と聞いていたけどゴリ押しの単調な展開じゃなく緩急付いてて素晴らしい。発売以降あんまり感情移入できなかった「チョコレイト・ディスコ」も良く聴こえたり。
特に「セラミックガール」以降、畳み掛けるような後半の流れが素敵過ぎる。新曲が良いったら良い。ここんとこの作風は以前のようなキャッチーさと胸キュン成分が足りないように感じてたんだけど、いち早く解禁された「セラミックガール」や「シークレットシークレット」を聴いてそういう路線を卒業したわけじゃなかったんだなーとひと安心。ブレイクしたシングル曲が集中する前半がかすんで聴こえるくらい。そんでまたぼくの last.fm で最多再生回数の「 Twinkle Snow Powdery Snow 」を後ろの方に持ってきたあたりガッツポーズですよ。最高潮に。でも新しい曲ほど高域出てる感じなのでこの名曲は地味に聴こえちゃう気がせんでもない。キックの音圧は負けてないけど。
今のところお気に入りは「 take me take me 」、「シークレットシークレット」。そういえば Perfume って聴くのに結構体力必要なんだけど今作は弱っててもするっと聴けたなあ。
蛇足ながら。実を言うと最近の世間一般の反応に反比例してぼくの中では Perfume 熱はみるみる萎んでいっていたのですよ。俗っぽい反応で申し訳。ぱふゅを好きになって2年過ぎましたが世間の過熱振りになんか付いていけんかったわけです。出演するラジオやテレビも今年に入ってから概ね視聴してません。たまたまテレビつけたら出てて見たってのはあるけど。迷った挙句 FC にも入ったけど会員ページには2回しかログインしてない有様。そもそも重いページは見る気失くすんだってヴぁ。そんなこんなでこのアルバムのツアーにいたっては申し込みすらしていません。今では後悔している。
しかしまあビタミンドロップリリース直後に Perfume の存在を知ったものの、その頃はテクノポップ嫌いで受け付けなかった、という出会いから今を考えると自分でもびびる。
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高橋幸宏率いる新バンドのボーカルに原田知世が加入
→ナタリー会社帰りの電車の中でまどろんでる時、このメールを携帯に受けた時はもう目が覚めましたよ。幸宏が新バンド結成ってのは知ってたけど、まあ高田漣と高野寛と権藤知彦と堀江博久だし、別にもう珍しくもないじゃんねーなんてスルーでしたが、ここにヘロヘロ系女性ボーカルフェチとしては見逃せない原田知世投入ですよ。キタコレ。
思えば昨年出した原田知世のアルバムに幸宏軍団が参加していたんですよね。他にも鈴木慶一とか大貫妙子とか高木正勝とか、むしろそういう作家陣目当てで買ったのに。でも正直思ったよりも全体の印象が薄くて、聞き込こむこともなく忘れていたよ。なんか耳に優しすぎるような。でもこうしてバンドサウンドとして聴けるのであれば期待大です。音響派なバンド(たぶん)にあの声ですよ。そして幸宏とのツインボーカルとかコーラスワークとかどうなんだろうか。妄想膨らむ。期待しとります。
さて2008年一発目の感想です。でも実は発売は2007年だったり。良かったので書きます。
The Audience Is Missing / Jean-Michel
これしんじくのタワーで買ったんですけど、ポップに“kettel やUlrich Schnauss 好きはばっちり“と書いてあったので試聴して購入。試聴した限りでは、まあありがちな路線かなあなんて思っていたのですが、家に帰って2回聴いたらぐっと来た。何でだ。しかしこの手合いに弱いなあ。内容はまんまポップ通りです。メランコリーな雰囲気でグリッチノイズが心地良い。アンビエント色強めで聴きやすいです。おっしゃキタコレ!みたいにガーッと血が騒ぐ感じではなく、じわじわ鳥肌が立ってくる感じ。この表現じゃ伝わらないか。まあとにかく透明感のあるエレクトロニカです。つーか新宿タワーのエレクトロニカコーナーのバイヤーは表彰したい。
でエレクトロニカ一色かと思いきやM-6にギターポップ路線の曲もあったり。油断してたらすんなり入ってきて、聴いた直後はかつて大いに聴いたギターポップばっかり聴いてた。我ながら節操なし。
http://www.myspace.com/esmogplayground
les heures de raison / Soy Un Caballo
久々に買ったミュージックマガジンを久々に隅々読んで見つけた。High Llamasのショーンがプロデュースしたというベルギーの男女デュオ。これがデビューアルバムらしい。
で内容ですが、王道のソフトロック路線。というかまんまHigh Llamasだろ、なところもあるくらい。アコギを軸とした音数少な目のアレンジが多いのせいもあるのか、ほのかにメランコリーな感じ。メロディも良いし牧歌的で、随所に聴けるコーラスワークが素敵です。
http://www.myspace.com/soyuncaballo